みなさんこんにちは、アポクルの大塚です。
予約率をUPさせる対策として、アポクルにもある案内文エリアの文章を書くときのポイントを解説したいと思います。
わかりにくく、離脱しやすい案内文
予約システムの案内文は、待ち時間や順番の前後、遅刻時の対応などを事前に伝えておくことで、患者さんとの認識のズレを減らし、クレームや現場でのトラブルを防ぐことができる重要な部分です。
一方で、多くのクリニックでは「念のため全部書いておこう」と情報を詰め込みすぎてしまい、結果的に読まれない注意書きになっているケースも少なくありません。
読まれない注意書きは、書いていないのとほぼ同じです。
むしろ、ごちゃっとしてわかりにくい印象を与えてしまい、離脱につながることもあります。
よくない案内文の例
例えば、次のような文章は多くの予約システムで見かけます。
当院は予約制ですが、診療状況によりお待たせする場合がございます。また、急患対応や診療内容により順番が前後する可能性がございます。ご来院時間はあくまで目安となりますのでご了承ください。
なお、遅刻された場合は診療をお断りする場合がございます。
キャンセルは事前にご連絡ください。
無断キャンセルはご遠慮ください。
混雑状況によりご希望に添えない場合がございます。
健康診断の場合は電話でご連絡ください。内視鏡検査のネット予約はできませんので、事前診察を受診してください。
内容自体は間違っていませんし、むしろ丁寧に書こうとしている印象もあります。
ただし、このままだと実際にはほとんど読まれていない可能性が高い文章です。
よくない理由①情報が整理されていない
まず大きな問題は、情報が整理されていないことです。
待ち時間、順番の前後、遅刻、キャンセルといった異なるテーマがすべて同じ段落で並んでいるため、どこに何が書いてあるのかが直感的に把握できません。
よくない理由②長い文章に見える
一文一文は短くても、内容が連続して並ぶことで全体としては「長い文章」に見えてしまいます。
予約直前のユーザーは流し読みをすることが多いため、この時点で読むのをやめてしまうケースが出てきます。
よくない理由③不安要素ばかりが並んでいるように見える
さらに見落とされがちなのが、「不安の並べ方」です。
待たされる、順番が変わる、断られる可能性がある――といった情報が続くと、ユーザーは「ちゃんと診てもらえるのか」と感じてしまい、予約をためらう原因になります。
よくない理由④どう行動すればいいかが見えない
加えて、「どう行動すればいいか」が具体的に見えない点も問題です。
例えば遅刻について書かれていても、「何分くらいなら大丈夫なのか」「連絡すればいいのか」が読み取れないと、ユーザーは判断に迷ってしまいます。
伝わる注意書きの例
同じ内容でも、少し整理するだけで印象は大きく変わります。
【ご来院時間について】
ご予約時間は目安となり、診療状況により前後する場合があります。【お待ち時間について】
急患対応などにより、順番が前後することがあります。あらかじめご了承ください。【遅刻について】
予約時間を過ぎる場合は、事前にご連絡をお願いいたします。状況により診療をお受けできない場合があります。【キャンセルについて】
キャンセル・変更は事前にご連絡ください。【内視鏡検査について】
内視鏡検査をご希望の方は、まず診察をお受けください。【健康診断の予約について】
健康診断の予約をご希望の方は、お電話でご連絡ください。
大きく内容を変えているわけではありませんが、読みやすさと理解しやすさは大きく改善されています。
改善のポイント
このように整理する際に意識したいのは、「情報の分け方」と「伝え方」です。
改善ポイント①テーマごとに内容を分ける
まず重要なのは、内容をテーマごとに分けることです。
来院時間、待ち時間、遅刻、キャンセルといったように見出しをつけるだけで、ユーザーは必要な情報を瞬時に見つけられるようになります。
改善ポイント②情報の順番を工夫する
次に、情報の順番も重要です。
ユーザーが最も気にしているのは「ちゃんと診てもらえるか」「どれくらい待つのか」といった来院や待ち時間に関する部分です。そこを先に置き、その後に遅刻やキャンセルといったルールを配置すると、自然な流れになります。
改善ポイント③受け取りやすい表現にする
また、表現は「事実だけを伝える」のではなく、「受け取りやすさ」まで意識することが大切です。
例えば「お待たせする場合があります」だけでは冷たく感じられますが、「診療状況により前後する場合があります」と理由を添えることで納得感が生まれます。
改善ポイント④受け取りやすい表現にする
さらに、注意書きは「禁止」ではなく「行動」を伝える形にすると理解しやすくなります。
「遅刻された場合は対応できません」と書くよりも、「遅れる場合は事前にご連絡ください」と書いた方が、ユーザーは何をすればいいのかをすぐに判断できます。
※ルールとして遅刻された場合は対応できない、と徹底している場合は、この限りではありません
予約率を下げないために
注意書きは本来、トラブルを防ぐためのものですが、書き方によっては予約率を下げる要因にもなります。
特に気をつけたいのは、「制約やリスクを強調しすぎること」です。
断られる可能性や制限ばかりが目立つと、「ここは面倒そう」「厳しそう」という印象につながり、予約のハードルが上がってしまいます。
そのため、必要な情報はしっかり伝えつつも、理由を添えたり、クッションとなる表現を入れたりすることで、受け取り方をやわらげる工夫が有効です。
また、すべての注意事項を網羅しようとするのではなく、実際にトラブルになりやすいポイントに絞ることも重要です。
情報が整理されていれば、少ない分量でも十分に機能することが多いです。
まとめ
アポクルでは、案内文のテキストに色をつけたり、文字サイズを変更したり、テキストに背景色をつけたりすることができます。

実際に医療機関様では様々なルールがあり、「長く書かない」ということが難しいケースもありますが、そんな場合にでもなるべくメリハリをつけてわかりやすい文章を掲載する、ということができますので、ぜひお気軽にご相談ください。





