みなさんこんにちは、大塚です。
今回は、「なぜアポクルが生まれたのか?」という、アポクル誕生秘話をお伝えしたいと思います。
きっかけは、院長先生との雑談から
わたしたちカルー株式会社は、元々病院口コミ検索サイト「Caloo(カルー)」を通したWebマーケティング、すなわち集患対策などをメインに行っていました。
数百の医療機関様や院長先生、担当の方々と日々関わり合い、どうしたら患者様に選ばれるクリニックになるのか?という課題に向き合っていました。
はじめはCalooの活用が中心となっていましたが、院長先生からお悩みを伺い、様々な課題に直面していくうちに、最終的にはHP制作、SEO対策などのWebマーケティングや、経営コンサルティングなどへ発展してき、現在のような形になっています。
そのような中で、「いい予約システムを探してくれないか」と都内皮膚科の院長先生に相談された為、既存の予約システムの調査を行いました。
既存の予約システムにおける課題
みなさまご存知の通り、医療機関向けの予約システムは多く存在します。
調査を進めるうちに
1.高額な費用がかかるものが多い
2.逆に安すぎると微調整がきかないなど、質が悪い
3.予約導線が分かりにくい
などの課題が見つかりました。
分かりやすくて、予約枠の微調整ができて、低コストなシステムがなかなか見つからなかったのです。
「カルーで予約システムを作ってよ」
その皮膚科の院長先生と、しっくりくるものがないな、どうしようか…と相談していると、先生が突然「カルーで予約システムも作ってよ」とおっしゃいました。
これまで、マーケティング、コンサルティングをメインで行っていた為に、「システムを自分たちで作るの?」と多少驚きましたが、同じように予約システムの選定で悩んでいる先生も何名か知っていたので、すぐに社内へ持ち帰り相談。
結果、「Web予約システム アポクル」を作ることになりました。
医療機関様へのヒアリング
わたしたちは、早速どのような仕様にすべきか、お付き合いのある医療機関様へのヒアリングをはじめました。
予約システムを入れている医療機関様、入れていない医療機関様にお話を伺いましたが、不満の声は以下のようなものが主でした。
*予約システムがわかりにくいので、患者様から問い合わせが来てしまう
*枠の調整がうまくできず、回らないことがある
*GoogleAnalyticsのデータから、予約サイトには入るものの離脱していて予約に繋がっていない
*無駄な機能が多すぎて逆に運用が手間
*院内サーバー型なので、全然アップデートされない
*サポートをしてくれない
*月額コストが高すぎる
*初期費用が高すぎて手が出せない
*運用してみないとわからないので決められない
などなど…
シンプル、高性能、低コスト
お話を伺っていくうちに、だんだんと自分たちが目指すものが見えてきました。
シンプル、高性能、低コストという3つの軸で、予約システムの開発をスタートさせました。
システム開発あるあるですが、開発過程では様々な壁も多くありました。
はじめに声をかけてくださった院長先生にもチェックをして頂きながら、やっとのことでリリースすることができました。
3か月無料、初期費用無料である理由
よく、初期費用もないの?3か月無料なの?大丈夫なの?とお問合せ頂くことがあります。
安いと質が悪いのではないかと心配になってしまいますよね。
はじめの設定はヒアリングをした上ですべて担当が行いますし、チラシや配布用データ、HPのバナー画像も無料でデザインします。
更に、スタッフ様へのご説明も担当が行います。
これで初期費用無料っておかしいよね?と。
予約システムのスタート時のみを考えると、当然赤字です(笑)。
しかし、まだ実際に使ってみてもいないのに、デモを触っただけなのに、予約システムを選ぶことなんてできないと思っています。
アポクルを使ってみたけど、やっぱり合わなかったからほかのシステムにしたい!
そのようなケースがあるかも知れません。
そんな時の為に、初期費用やはじめの月額費用は頂いていません。
私たちは、院長先生やスタッフ様に、「適切に」予約システムを選んで頂きたい。
もしそれがアポクルだったら嬉しいな、と思っています。
まだまだ改善は続く
2019年のリリース以来、現在140以上の医療機関様でアポクルはお使い頂いています。
2020年8月現在も、細かな改修は続いています。
「売ったら終わり」というスタンスの企業はどの業界にも存在すると思いますが、自分たちは永遠に、医療機関様に寄り添い続けたいと思っています。
その為に、私大塚も、その他の担当も、お使い頂いている院長先生やスタッフ様と常に相談をしながら、アポクルを進化させていく為に活動をしています。